日本人にとって夏の風物詩である花火大会
夜空に咲き開く花火の
見物なしでは夏が終わらない!
と毎年恒例の花火大会を楽しみに
している方がたくさんいらっしゃいます。
今回は花火の大きさや種類、
さらには値段などもご紹介いたします。
Sponsored Links
花火のちょっとした歴史
花火には欠かせない火薬の発明は
紀元前600~900年代の中国の錬金術師が
不死効薬を求めていたところたまたま発明した!
と言われており中国の文化では国の祝日などで
多く使用される爆竹として欠かせないものになりました。
現代の花火の火薬玉の元となった
コーン型の火薬玉は
1830年にイタリアの
花火製造者によって発明され、
異なった種類の金属によって
様々な色の炎色反応(花火の色の種類)が
あることもイタリア人により発見されました。
その後、世界各地へと商人や
旅人などによって紹介されます。
日本での花火の初使用の時期としては
はっきり知られていないようですが、
1447年5月5日の室町時代の公家
万里小路時房の日記『建内記(建聖院内府記)』に
京都の浄華院にて「唐人」により花火と思われる
風流事が行われたという記録があるようです。
現代では祝日やイベントに祭典の見どころとして
世界各地で広く楽しまれているのです。
Sponsored Links
日本一の花火は最大でどれくらいの大きさは?その値段は?
日本における打上花火の開発は
1751年から始まっていたと言われています。
これらの花火玉の大きさは
最小のものは2号(直径6㎝)から
最大の40号(直径121㎝)にも及びます。
開花した際の大きさとしては
3号玉は直径60mの花火に
30号玉では直径550mにも及ぶ大きさになります。
最大の40号玉は花火の開花直前の
玉の高度は約800mにも上がり、
開花した花火の直径は約800mにもなります。
1985年に新潟県小千谷市片貝町で行われた
「片貝祭り」にて打上げられた花火は
ギネスブックのワールドレコードを更新しました。
以下にまとめたように、
玉の大きさが大きくなるほど値段も高くなり、
30号玉や40号玉の花火を打ち上げる
花火大会の人気と主催者の誇りが理解できます。
・ 3号玉 (直径 9㎝) 三寸玉 3,400円
・ 4号玉 (直径 12㎝) 四寸玉 6,000円
・ 5号玉 (直径 15㎝) 五寸玉 10,000円
・ 6号玉 (直径 18㎝) 六寸玉 16,000円
・ 7号玉 (直径 21㎝) 七寸玉 24,000円
・ 8号玉 (直径 24㎝) 八寸玉 38,000円
・ 10号玉 (直径 30㎝) 一尺 60,000円
・ 20号玉 (直径 60㎝) 二尺 600,000円
・ 30号玉 (直径 90㎝) 三尺 1,500,000円
・ 40号玉 (直径121㎝) 四尺 2,600,000円
花火の代表的な種類は?
打ち上げ花火
・割物
花火の玉が破裂したときに
花火の星(花火の一つ一つの光を発光する)が
球状に飛び散る代表的なもの
例:ボタン物、菊物
・ポカ物
玉が破裂する際、花火の星が
決まった方向ではなくランダムに飛び散るもの
例:蜂
・型物
割物を変形させたもの
例:土星
・音物
名前通り、運動会やスポーツのイベントで
使用される「のろし」や「合図花火」と呼ばれるもの
・袋物・吊物
昼花火の一つで破裂した玉から和紙などで
製作されたパラシュートなどが降下されるもの
仕掛け花火
一つの玉を打ち上げるのではなく、
複数の花火を連射連発させる仕掛けで
滝のように流れ落ちたり、文字や絵、最近では
人気キャラクターなどを浮きあがせたものなどがあります。
手持ち花火
店頭で購入でき、子供が手に持っても
安全に楽しめるものをいいます。
ホームセンターやコンビニなどでも
1000円~10,000円でセットものを購入できます。
また、駄菓子屋やオンラインショッピングでは
単価で20円など購入できるサイトもあるようです。
大きさや重さも子供でも取り扱いやすい
20㎝~60㎝ほどの長さですが、
やはり保護者の監督の元、
安全に楽しめるようにしましょう。
種類は豊富にありますが
代表的なものとしては、
点火すると火の玉が若干大きく溜まって、
その火の玉から散発的に火花が出る
日本的な花火の1つ
・ ススキ花火
ススキの穂を例えるような火花を放すもの
・ 変色花火
色々な金属粉を含んでいることで、
花火が燃焼している間、数々の色に変色するもの
・スパーク花火
雪の結晶のような火花が球状に放されるもの
花火の種類に物知りになったところで
今年の花火の行事は違った楽しみになることでしょう。