寒い季節になると出回る
冬の味覚の1つあんこうの肝
居酒屋さんやお寿司屋さんなどでは
あん肝としてメニューに並びます。
家庭であんこうの肝をおいしく食べる方法とは?
今回はあんこうの肝についてご紹介します。
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あんこうの肝の栄養!食べ過ぎには注意!?
あんこうの肝は見るからに
脂肪分が多くカロリーが高そうな感じがします。
アンコウの肝には多く栄養素を含み、
特にビタミンEやビタミンA、D、B12などを含んでいます。
細胞の活性化に合わせ抗酸化作用を持つので
老化防止によいとされています。
また、ビタミンA(レチノール)は
免疫低下を防ぐとともに目の健康を保つ働きを持ちます。
他にも貧血予防や骨粗鬆症、精神安定に働きかける作用を持ちます。
しかし、ビタミンA(レチノール)に関しては、
過剰摂取の注意が必要です。
妊娠中には必要な成分ではありますが、
妊娠初期(3か月頃)と妊娠後期に多く摂取しすぎると
胎児に吸収され目や鼻の異常であったり、
奇形を招く恐れがあるそうです。
妊娠初期~中期までは1日700μg
後期においては760μg
それ以外の期間は2700μgといいます。
あんこうの肝は100gに8.300μg
たった10gでも830μgになるので、
食べる量はかなり注意が必要になります。
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あんこうの肝の下処理方法!あん肝の作り方は?
あんこうの肝の下処理ですが、
筋や血管など取り除き全体に塩を振って10分ほど放置。
もしくは牛乳に半日ほど漬けて臭みを取ります。
あん肝はそこから
水と酒「1:1」の中に10分ほど漬けます。
その後、ラップでギュッと空気を抜きながら巻き、
両端を輪ゴムで止めて上からアルミホイルを巻きましょう。
鍋にお湯を入れて沸騰させ、
出来れば蒸し器で10分ほど加熱。
その後、そのまま取り出さずに鍋の中で10分置き、
粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やしましょう。
しっかりと冷やすと形よくまとまります。
冷やさないとポロポロになってしまう事があるので注意!
もみじおろしとポン酢でおいしくいただきましょう。
あん肝以外の食べ方は?
あんこうの肝は下処理を行った上で、
バターソテーにして食べたりしてもおいしいです。
中でもあんきも以外の食べ方で
代表的なのはあんこう鍋
その際には身もいただきますが、
それぞれきちんとした下処理が必要です。
肝は先にご紹介した通りで下処理します。
身は全体に塩を振って10分程置いた後に、
耐熱ボウルや鍋の中にあんこうの身を入れて、
沸騰したお湯を回しかけて全体を白く霜降りを行います。
その後しっかりと水洗いをすることで、
臭みのない、おいしい鍋になります。
あんこうは臭みが強い魚なので
ここは怠らずにしっかりおこないましょう。
鍋の具材は一般的な白菜やネギ、豆腐などを用意。
味噌ベースの鍋を作り、肝は具材として使用する他に、
大きさにもよりますが1/3程は下処理した上で
生の状態で細かく包丁で叩いて鍋に肝を入れて
脂が滲むまで乾煎りをしてから水をいれて調味料を入れます。